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混迷の漂流国家ニッポン。政治の理想を追求すべく"新党ひとり"をバーチャル立党。それが『未来党(The Next Generation's Party)』。

パネッタ次期米国防長官は日本には好材料か? [政治]

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オバマ大統領は、どちらかというと、アジア情勢に疎い感じがしていました。
しかしながら、ここ最近では極東アジアの危機的なパワーバランスに、
やっと現実的思考が追いついてきた感があります。

そして、米軍のトランスフォーメーションにより、
もし、在日米軍が大幅に引いてしまうという状況になれば、
日本にとって国家的危機が到来するのではないかと危惧していました。

つい最近まで、G2体制という、アメリカ+中国の時代だ、
という予測がなされてきて、実際にアメリカが日本を見限って中国にシフトする動きも見られました。

しかし、ノーベル平和賞や、尖閣諸島沖での漁船衝突事件、
そしてイランと中国との蜜月などの影響なのか、
アメリカは方針を急転換して、中国と微妙な距離を取り出したように見受けます。

そんな中、日本の国防、そして日米同盟、ひいてはアジアの安定と平和に大きく影響するであろう、
パネッタ次期米国防長官が、どのような極東アジア戦略を持っているのか、
その一端を垣間見れる発言がありました。

どういう方なのかはまだよく分かりませんが、
極東アジアが紛争と戦乱の坩堝とならないよう、日本、韓国などの友好国と一緒に、
引き続きアジアの平和と安定に寄与するスタンスを期待しております。

一方、退任するゲーツ国防長官は、ブッシュ政権下から継続して国防長官を務めた方で、
パネッタ氏と同じく元CIA長官ですが、なんと次期大統領候補として、
共和党から出馬するのではないか、という噂もあります。


米軍再編見直しに柔軟姿勢 次期国防長官が議会で証言
2011年6月10日1時2分

http://www.asahi.com/international/update/0610/TKY201106090728.html

 次期米国防長官に指名されたパネッタ中央情報局(CIA)長官は9日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設や在沖縄海兵隊のグアム移転などの米軍再編計画について、「何が最善で最も費用対効果が高いか見いだす努力をしたい」と述べた。見直しに柔軟姿勢を示したものだ。

 米政府は、普天間飛行場を同県名護市辺野古に移設する現行計画が「最善」としている。だが、上院軍事委員会のレビン委員長らは大きな財政負担を理由に計画を見直し、普天間を嘉手納基地に統合することなどを提言。パネッタ氏が議会の意向に配慮する考えを示したことで、見直しの機運が高まる可能性がある。

 パネッタ氏は同委の指名公聴会に出席。レビン氏の質問に答え、沖縄やグアムなどについて「非常に重要な戦略的地域。軍事的存在感を維持していかなければならない」と主張。移転実現には「解決すべき多くの問題がある」と認め、レビン氏らとの協力を「楽しみにしている」と述べた。

オバマ大統領、パネッタ氏を国防長官に指名へ

2011年 4月 28日  10:02 JST
http://jp.wsj.com/US/Politics/node_229377

【ワシントン】
 オバマ米大統領はレオン・パネッタ中央情報局(CIA)長官を国防長官に、デービッド・ペトレアス・アフガニスタン駐留米軍司令官をパネッタ氏の後任に 指名する。米当局者が27日、明らかにした。国家安全保障チームにおけるオバマ政権初の大型人事で、新チームはアフガニスタンとイラクからの米軍の撤退問題や多国籍軍のリビア介入問題に対処することになる。

 また、ある当局者によると、9月末に辞任予定のマイク・マレン統合参謀本部議長の後任には、ジェームズ・カートライト副議長が最有力候補となっている。

 ロバート・ゲーツ国防長官は数カ月前、辞任の方針を明らかにしていた。ゲーツ氏はブッシュ政権でも国防長官を務めた。パネッタ氏は連邦下院議員(カリフォルニア州)やクリントン政権で大統領首席補佐官を歴任したあと、2009年2月にCIA長官に就任したが、この人事には連邦議会やCIA内部で疑問の声が上がった。しかし、CIA内部や議会でのCIA批判などに対する断固たる防衛姿勢がきっかけとなって、まずCIA内部で、次いで議会で、支持者を増やすこととなった。

 パネッタ氏は当初から、パキスタンでの国際テロ組織アルカイダ攻撃にCIAの無人攻撃機を使うことを強く主張。同国での無人機攻撃を大幅に増やすことに成功した。こうした攻撃は200回以上に上るが、その大部分は同氏がCIA長官に就任してからのものだ。

 72歳のパネッタ氏は40年間にわたり、さまざまな公職を経験してきた。CIAでは、アフガニスタンとイラクの前線を訪れ、パキスタンとインドにも足を延ばした。公式に訪問した国は30を超え、このほか40以上のCIA支局や軍の基地を訪れ、移動距離は20万マイル(32万キロメートル)を超えた。

 クリントン政権下では行政管理予算局(OMB)長官も務め、財政問題にも明るい。予算切り詰めを求められている国防総省ではこの経験を生かすことになろう。

 CIA長官から直接国防長官になったのは40年近く前のジェームズ・シュレジンジャー氏が最後だ。

 アフガニスタンからの段階的に撤退計画を策定しているペトレアス・アフガン駐留米軍司令官(58)は今年カブールを離れる予定だ。オバマ政権の発足当初、ペトレアス氏はイラクへの増派を実現するための「ブッシュの将軍」だとして、ホワイトハウスは同氏とは距離を置いていた。しかし、同氏はイラクでの米軍の任務の方向転換で功績を認められ、オバマ大統領は昨年8月、マクリスタル将軍の辞任後に同氏をアフガン駐留米軍司令官に据えた。

 同氏は公には政治的立場を明らかにしていないが、もし同氏が退任したら、共和党の副大統領候補に選ばれるのではないかと見る政治アナリストもいる。

 同氏はウエストポイント陸軍士官学校を卒業、プリンストン大学のウッドロー・ウィルソン公共政策・国際関係スクールの博士号を取得している。


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