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混迷の漂流国家ニッポン。政治の理想を追求すべく"新党ひとり"をバーチャル立党。それが『未来党(The Next Generation's Party)』。

トモダチ作戦の軌跡 [時事ネタ]

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あまりメディアで伝えられることなく、あまり感謝されることの少ない米軍による、
震災支援活動、「トモダチ作戦」。

中国の政治経済的圧力、そして軍事的圧力、北朝鮮の核問題、
さらにロシアによる北方領土への強硬姿勢。

こうした東アジアのパワーバランスが日本の愚かな政権の迷走により、
一気に決壊しそうなタイミングだっただけに、震災支援とはいえ、正直米軍の
存在の有難みと頼もしさを改めて感じさせてくれました。

いくつかの新聞記事に、こうした米軍の「トモダチ作戦」の一端が垣間見ることができます。
そうした記事をスクラップ代わりにブログに記録しておきたいと思います。


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【東日本大震災】トモダチが勇気くれた

SANKEI EXPRESS  2011/03/27 00:16

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/disaster/499313/


「Operation Tomodachi」(友達作戦)。東日本大震災の人道支援作戦をそう命名した米軍は、原子力空母「
ロナルド・レーガン」を中心とする艦艇部隊や航空機部隊の数万人を投入し、被災地への物資輸送などを活発化させている。

 

 3時間で滑走路完成

 圧巻は、津波が押し寄せ、軽飛行機が浮かんだ仙台空港の復旧だ。

 「日本側はお手上げだった。だからノウハウを持ったわれわれが最初に復旧を手がけることにした」

 米空軍のジョセフ・ブッカー大尉は24日付の米軍準機関紙「星条旗新聞」でそう語った。

 大尉が所属する嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)の第320特殊戦術飛行中隊は16日、落下傘で空挺(くうてい)隊員と装甲車ハンビーを宮城県松島町上空付近から投下した。日本唯一の空挺部隊である陸上自衛隊第1空挺団は今回の震災では空挺作戦を行わず、陸上で救出や輸送作業を行っているが、米軍はやってのけた。

 いち早く仙台空港に陸路で入り、復旧作業を始めるためだった。この部隊は、夜間や悪天候をついてひそかに敵の背後に落下傘降下するのを得意とする米軍きっての精鋭。アフガニスタン戦争を経験した部隊の本領発揮だ。

 ロナルド・レーガンが三陸沖に展開中だが、いかに空母といえども大型輸送機は離着陸できない。物資の大量輸送を可能にする空港の重要性を熟知した上での判断があった。

 自衛隊を支援してがれきを撤去。大型輸送機C130が着陸できる1500メートル滑走路がわずか3時間で完成した。20日には、C130の3倍の積載量を誇る米空軍最大の輸送機C17が約40トンの人道支援物資を積んでアラスカから着陸した。

 励まし続ける米大統領

 最高司令官のバラク・オバマ大統領(49)は米軍の持てる能力を日本側にフルに提供する姿勢を見せている。

 対応は素早かった。地震発生から5時間20分後の11日早朝(日本時間11日夜)には「日米の友情と同盟は揺るぎない」との声明を発表。昼の記者会見では「日本には個人的なつながりを深く感じており悲痛な思いだ」と心情を吐露。その後も8回にわたり日本の災害に言及し、繰り返し日本を励ました。

 ジョン・ルース駐日大使(56)夫妻と米太平洋軍のロバート・ウィラード司令官(60)夫妻は23日、約1200人が避難する宮城県石巻市の渡波(わたのは)小学校を訪れて被災者を励ました。

 ルース大使は、教室で毛布にくるまって寒さをしのぐ被災者一人一人と10秒以上抱き合いながら、「全面的に支援したいと直接伝えたかった」と語り掛けた。

 体育館でも、子供を抱きしめたり、お年寄りの手を握った後、「米国は日本の友人にどんなことでも支援していく」と述べ、被災者から大きな拍手を浴びた。

 困っているときに、口先だけでなく身をもって助けるのが本当の友達だ。

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米軍救援活動に密着 命懸け「トモダチ作戦」

産経新聞 3月27日(日)1時0分配信

 東日本大震災の被災地や沖合で、「オペレーション・トモダチ(トモダチ作戦)」と名付けた救援活動を展開している在日米軍。「友」と日本語で刺繍(ししゅう)されたワッペンを身につけた隊員は「作戦を誇りに思う」と胸を張る。26日、米軍基地から支援物資とともに輸送機に乗り込み、“史上最大の救援活動”に密着した。(大竹直樹)

 物資とともに輸送機に

 「これから放射線を測定する」。午前5時、神奈川県綾瀬市の厚木基地。大きな倉庫内で放射線測定器を持った隊員に全身を計測された。福島第1原発の放射能漏れ事故を受けた措置で、簡易測定器を常時身につけることも指示された。

 「ここだ。ここで降ろせ!」。午前5時半、米海軍の輸送機が並ぶ駐機場では、慌ただしく動き回るフォークリフトに隊員の声が飛ぶ。ミネラルウオーターや毛布、衣服などの支援物資が入った段ボール数十箱がリフトから次々と降ろされていく。

 駐機場では輸送機「C-2」が離陸の準備に入っていた。5人の隊員が手渡しリレーで次々と段ボールを積み込む。ゴーグルと防音ヘッドホンのついたヘルメットを装着し、段ボールが積まれた貨物室に乗り込むと、朝日が顔をのぞかせた午前6時に離陸した。

 ■「任務は誇り」

 激しい振動と騒音の中、輸送機は約1時間半で三沢基地(青森県三沢市)に着陸。「この任務に当たり、日本人の助けになれることを誇りに思う」。出迎えてくれた第5空母航空団ヘリコプター対潜飛行隊のペレラ・シル中佐(43)が、「友」「がんばろう日本」と刺繍された右腕のワッペンを見せてくれた。

 「自分たちのやれることは少ないが、物資を被災地に持っていくと笑顔を見せてくれる」と誇らしげだ。

 救援活動の中核部隊は米海兵隊と米海軍。東北地方の太平洋側に艦船を展開している。第7艦隊によると、救援活動には約1万8280人が従事。艦船19隻と航空機約140機で物資を被災地に届けている。

 雪が舞う滑走路では、隊員が懸命に除雪作業に当たっている。沖合の揚陸艦との間を往復する輸送機やヘリが陸着陸できなければ、それだけ支援物資が被災地に届くのも遅れてしまう。

 ヘリコプター対潜飛行隊に所属する上枝(かみえだ)俊介1等兵曹(34)は、「トモダチ作戦」について、「言葉にならないほど感謝している。米軍人も日本人も同じ気持ちだ」と語った。

 雪がやんだ午後5時ごろ、第7艦隊のドック型揚陸艦「トーテュガ」に向けて大型ヘリで三沢基地を離陸した。500人以上の米海兵隊員が支援物資輸送の任務に当たるトーテュガまで15分ほどのフライトだった。


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