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混迷の漂流国家ニッポン。政治の理想を追求すべく"新党ひとり"をバーチャル立党。それが『未来党(The Next Generation's Party)』。

週刊誌の電子書籍化を望む [ホビー]


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ジャンプのiPadアプリキター! たった115円で掲載漫画読み放題スゲー!

2011年2月10日 ロケットニュース24
http://rocketnews24.com/?p=72669

ついに出版社が本腰を入れて漫画雑誌のデジタル化を開始したようだ。集英社がジャンプをまるごとiPadアプリとして配信し、しかも格安で販売しているのである。今後は集英社のみならず、他の出版社も漫画雑誌のまるごとデジタル販売をしていくものと思われる。

集英社が最初にはじめた漫画雑誌まるごと配信は、『月刊ジャンプスクエア』とその増刊号。Appストアから『月刊ジャンプスクエア』の無料専用アプリケーションソフトをダウンロードし、あとは欲しい号を選択して購入していくだけ。

iPad上で読める『月刊ジャンプスクエア』は2011年1月6日発売号が115円で販売されており、1か月前の号とはいえ500円の雑誌が115円で購入できるのは非常に魅力的である。今後も号が増えていくと思われる。

また、『月刊ジャンプスクエア』専用アプリをダウンロードすると無料で『ジャンプSQ19』(ジャンプスクエア増刊)が2冊ついてくる。本物の漫画雑誌と同じように、ほぼすべての漫画を読むことができる(一部だけ収録されていない漫画もある)。

現在はまだ『月刊ジャンプスクエア』だけだが、今後は『週刊少年ジャンプ』や他の人気漫画雑誌もまるごと配信される可能性があり、非常に楽しみな展開が予想される。『月刊ジャンプスクエア』には『増田こうすけ劇場ギャグマンガ日和』や『To LOVEる ダークネス』、『クレイモア』などの人気作品が連載中なので、これを機会に読んでみてはいかがだろうか?


電子書籍、これは出版業界にとってはかなりの激動の時代の到来なのでしょう。

前から述べていることですが、私自身は電子書籍をPDAの頃から10年以上前から利用している者として歓迎する一方で、一部の人たちが言っているような「紙の本は消える」などとは思っていません。

電子書籍というものはデジタルデータである以上、データを再生するデバイスの電源が切れれば、ただの箱と化してしまいますので、どうすることも出来ませんが、紙の本というものはそういう心配と無縁です。

この紙媒体が持っているアドバンテージは、相当な技術革新がない限り当面埋まることはありませんので、売り方が従来の紙媒体とデジタル媒体の2種類に増えたというだけなのです。

ただ、出版社にとっては、元々「出版不況」と言われていたところに、新しいデバイスの登場で、弱り目に祟り目といったところなのでしょうか。

いやむしろ、だからこそ、新しい商機として捉えて頂きたい。

前にも述べましたが、電子書籍は通常の書籍よりも、
消費される情報としての雑誌や新聞などと親和性が高いと言えます。

私も漫画雑誌を含めていくつか週刊誌、あるいは新聞を購読しています。
こうした紙媒体の新聞・雑誌がデジタルに敵わない点というものが、二点あると思います。

一点目は、厚みや大きさ等の形状、あるいは重さなどがあり持ち運びに難があること。

二点目は、上記の理由により、ゴミがかさばること。

たとえば、産経新聞などは現在無料でまるごと新聞が読めてしまうサービスを展開しており、私もこのサービスを利用している一人です。
通勤などの電車移動中でも周りに迷惑をかけることなく、新聞が読めてしまいます。

無料がいいかどうかは別の議論ですので、今回は割愛しますが、
やはり、日々消費されていく情報を扱う媒体は電子書籍の方が便利ですし、ゴミも出ません。
新聞や雑誌を購読していると、ゴミ出しが非常に大変です。
電子書籍はデータですので、この点が楽ですね。

ですので、適正価格という点は議論の余地がありますが、新聞、雑誌系はどんどん電子書籍化していくべきだと思います。

当然従来の紙媒体とのバランスということもあり、マネジメント的には難しい面があることは否定しませんが、時代の潮流というものは後戻りすることはありませんから、一刻も早く対応したほうが賢明です。

潮目というものを見誤らないことが肝要です。

たとえば、携帯業界で言えば、iPhoneが米国で発売された頃、docomoやSoftBankが早くから獲得を熱望していたのに対して、KDDIの小野寺社長(当時)は「スマートフォンは日本では流行らない」として、iPhoneの獲得競争に参加しませんでしたし、iPhone日本発売後もスマートフォンには消極的でした。

厳密に言えば、KDDIの通信規格がiPhoneのそれと異なっていたために、獲得したくてもできなかったという面はあろうかと思いますが、docomoのようにiPhoneがダメなら他社製のスマートフォンを積極的に展開するということもしませんでしたので、根本的に時代を見る目がなかったと言えるかも知れません。

私は当時のKDDI小野寺社長の記事を見て、「絶対に間違っている」と思っており、
周囲の人にも事あるごとにそう漏らしていました。

結果はどうでしょう。
iPhoneは爆発的なヒットとなり、それ以外のスマートフォンもどんどん売れました。
この間、傍観していたKDDIは業界シェアをわずか2年で約5%も落とし、業界1位のdocomoとの差が広がるばかりか、3位のSoftBankに肉薄されるという失態を演じました。

この結果を受けて、2000年のKDDI設立時以来、社長を務めていた小野寺氏は会長職に退くこととなり、同時に社長に就任した田中氏はスマートフォンに力を注ぐ戦略を強く打ち出しました。
現在はレディ・ガガを前面にブランディング戦略を展開中ですので、個人的にはこれからの巻き返しに注目すると同時に期待をしているところです。

あれだけ大きな会社であっても、時流を見誤るとわずかな期間に大打撃を受けてしまうのです。
出版業界とやや事情は異なるかも知れませんが、こうした教訓を活かすべきです。

かつて、集英社が発行している「週間少年ジャンプ」は、漫画雑誌の代名詞的な存在で、黄金期と言いますか、一番勢いがあった1994年にはなんと、653万部もの発行部数を誇っていました。

しかし現在では、293万部程度に落ち込んでしまっています。
かつての半分以下です。

これは、長引く不況の影響だとか、連載漫画の内容、あるいは販売定価の上昇・・・などなど様々な要因が考えられるとは思いますが、いずれにせよ大幅な減少です。

恥ずかしながら、私も子供の頃からの惰性で購読し続けているので、確かに内容自体のパワーが落ちていることは否定しませんが、同時に一抹の寂しさも感じるのです。

そんな中、ついに集英社が本気で漫画雑誌の電子書籍化へ動き出したニュースを見かけたので、「ついに山が動いた」という気がして、今回のエントリーに至ります。

今はまだ、一部の月刊誌での試験期間ということなのでしょうが、いずれ「週間少年ジャンプ」の電子書籍化に踏み切って頂きたいものです。

いま、iPhoneを始めとしたスマートフォンを所有している世代には、かつてジャンプの黄金時代を経験したR40世代も数多くいると思いますので、こうした世代へのアピールというのはマーケティングとしても有効なのではないかと思うのです。

価格は、安いに越したことはありませんが、最悪現行の紙媒体と同じ価格設定でも良いです。
我が家の紙ゴミを大幅に削減することができます(笑)。


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