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混迷の漂流国家ニッポン。政治の理想を追求すべく"新党ひとり"をバーチャル立党。それが『未来党(The Next Generation's Party)』。

大同ブレンド政党? [政治]

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維新(橋下氏)と太陽(石原氏)の「婚姻」がなされました。

石原慎太郎氏は、しっかりとした国家観と愛国心を持った政治家だと、
そのように認識していましたが・・・。

醜いの一言。
自分の息子よりも年下の、大阪の橋下市長に振り回され、
時には罵倒されながらも、必死にすがりつく・・・。

まるで老いらくの恋のようで、端から見ていて、
甚だ見苦しい感じがするのは、私だけなのでしょうか。

維新の会と太陽の塔(旧たちあがれ日本)とも、
基本政策をねじ曲げてまで、合流したのは石原慎太郎という政治家の、
晩節を汚したのではないかと悲しい気持ちになりました。

加えて、維新の会と合流するという前日には、
減税日本の河村氏と「婚約記者会見」までしておいて、
翌日になったら、「あれは合流ではない」という、
婚約不履行劇

政治家としての信義にもとる行為であり、人をコケにするにも程がある。

まあしかし、その婚約破棄された河村氏の
「(減税の)名前を変えても良い」発言にも幻滅しましたが。
男なら、侍ならば怒れ、吠えろ。

さらに、「小異を捨てて大同」とは言いますが、
その大同とは何なのかがイマイチ伝わってきません。

「大同」団結を急ぐあまり、政策をブレンドし過ぎて、
もはや他党との「違い」も、元の味も分からなくなっています。

缶コーヒーではありませんが、ただの大同ブレンド政党です。
その舌触りの良い「甘さ」で国民を誘惑するのでしょうか?

結局のところ、官僚機構を壊し、中央集権を壊して、地域主権
が大同なのでしょうか。

ちなみに、主権は国民にあるのであり、
その国民から責任を付託された「国家」に主権があるのであって、
地域に主権などありはしません。

まったくの妄想です。

国政に打って出る前に、もう少し政治のイデオロギー的な部分を
勉強されてはいかがでしょうか。

それでもなお、地域主権という妄想を信じる人達は、地域主権という考え方が、
左翼主義が生み出した、形を変えたアナーキズムであり、
この日本という国をバラバラに切り刻む可能性を孕んでいる

ということだけは認識しておいた方が良いでしょう。

私は別に官僚の味方ではありません。
瀕死の国民の生き血を吸い続け、自分たちだけ丸々と太り続ける、
シロアリたる官僚機構は国民の審判のもとに、スリム化すべし、
という考えを持っています。

しかしながら、それは小さな政府を目指し、
行政をスリム化、透明化することで解決できる問題です。

わざわざ国家解体への道を歩まなくても良いのです。

そもそも明治維新は、地方の藩がバラバラになっていては、
欧米列強に支配され、日本という国が切り刻まれてしまう、
ということを見抜いた先人たちが、
幕藩体制から、強力な中央集権体制へ移行することで、
日本の植民地化を防ぎ、その後の急速な発展を遂げた、
というのが大筋です。

然るに、現代の維新」は、明治維新とは真逆のことをやろうとしているのです。

「維新」と名乗るからには、きちんと歴史の沿革を把握して頂きたい。

響きがいいから、カッコいいから、などという浮ついた考えで名乗っているなら、
維新の志士たちに失礼だと私は思います。

さらに、維新の会の橋下市長に関して、私自身はとても危惧を抱いています。
テレビでの論戦を何度か見ましたが、相手を完膚なきまでに叩き潰す、
その性格の激しさが怖いのです。

弁護士だけあって、とてもディベートがうまいのは素直に認めます。
その点については尊敬してさえいます。

しかし、彼の主たる戦法は、自分の得意フィールドに相手を嵌めて、
ボコボコにする、というやり口で、一言で言うと「下品」。

知事や市長を歴任し、行政の長ならではの苦労と経験をされたのでしょう。
その点は評価に値しますが、橋下氏はこれを利用して、
「いや、あなたは実際の行政を知らなすぎますよ」
といった文句から、相手を自分の土俵に引きずり込みます。
大体、このパターンで攻めている気がします。

いや、相手は「実際の行政」を知らなくて当然でしょう。
ほとんどの政治家や言論人は首長を経験していないのですから。

しかし、それを鬼の首を獲ったかのように、上から目線で威圧する、
その言動が下品に見えて仕方がないのです。

橋下氏が誰かと激論を交わした後、爽快感を感じたことがありますか?
どちらかと言うと、なんとも言えない後味の悪さを感じることの方が多くありませんか?

対照的に、小気味の良く上品なディベート力を持っているのは、
自民党の小泉進次郎氏だと個人的に感じています。
(注:私は自民党員じゃないですヨ~)

彼の出自をどうのこうの書いた、時代遅れの某三流週刊誌は、
こういうところをもっと掘り下げて攻撃すべきでした(笑)。

さらに、もっと大事なポイントは、国政に打って出て、
しかも政権与党を目指すのであれば、
きちんとした国家観を示すべきです。

憲法改正を掲げているならば、その改正憲法の試案ぐらいは、
せめて発表して然るべきでしょう。

また、政治家として、その基本的なスタンスがブレにブレまくっていることも懸念材料です。
ブレーンや世論の動向に左右されやすいのかどうか知りませんが、
民主党の狼少年こと、原口氏を遥かに凌駕する規模なのでは?
ここ半年の言行録をまとめてみれば一目瞭然でしょう。

政治的スタンスがブレて、一貫性がないということは、
国家を背負う政治家としての信念がないということと同義です。

このような人物に、絶対に国家運営の舵を握らせてはならないと思うのです。

ただ、現代日本のように、空気というか、ムードに流されやすい傾向にある中で、
橋下徹という人は、ある意味で時代の象徴というか、申し子なのかも知れません。

ポピュリズムに走る政治家、フワッとしたムードにすぐ流される国民。

民主党に政権を与えた、その思慮のなさを反省することなく、
浮ついた民意で日本解体勢力に政治権力を与えることになれば、
再び国難が日本に降りかかることになるのは目に見えています。

もし、橋下氏に絶対譲れない信念というものがあるとすれば、
「いまの日本をぶっ壊したい」
という一念なのではないかと推定されます。

よくよく賢明なるご判断のもとに、投票して頂きたいと願うばかりです。



今回は、「大同ブレンド政党?」というタイトルをつけました。
本来、書こうとしていた内容はかなり違ったものだったのです。

たま~にあるのですが、自分の中でアウトラインが決まっていても、
いざ書き出してみると、自分の意図しない方向へ進んでいってしまう・・・。

ただ頭が整理されていないせいなのか、それとも何かに誘導されているのか(笑)。
真実は定かではありませんが、これも自分の中の内なる声、
ということで受け止めるようにしています。


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