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混迷の漂流国家ニッポン。政治の理想を追求すべく"新党ひとり"をバーチャル立党。それが『未来党(The Next Generation's Party)』。

総理、国会は減税のために開設されたことを忘れるな! [政治]

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口を開けば、「増税、増税」の野田総理。
デフレ下での増税は国家衰亡の道であることがお分かりにならないらしい。

メディアでも「増税こそが正義」のような論調で巧みに世論を操作していますが、
何度も当ブログで申し上げている通り、この「増税キャンペーン」には、
大きく2つの欠陥があります。

一点目は、
過去2回の消費税増税後の税収の推移について殆ど検証されていないこと。
いずれも、導入・増税直後こそ税収増に転じましたが、すぐに大幅な税収減になっています。

二点目は、
国の借金ばかりクローズアップされますが、資産サイドについて語られることが殆どないこと。

さらに、国民から「基金」として集めた大切なお金を、湯水の如く無駄遣いした、
官僚たちの責任追及がなされていないことも不思議でなりません。

公的年金は、56 年間で、6兆7800 億円もの巨額の費用が流用されています。
逮捕した方が良いレベルです。

1円で売却されて有名になった「グリンピア」などは最たるものです。

職員の宿舎の整備、交際費、公用車の購入、社会保険大学のゴルフ道具、
社会保険事務所のマッサージ機器、職員のミュージカル鑑賞やプロ野球観戦に、
私たちが積み立てた年金が使われました。

年金や雇用保険などを原資に、天下り法人が1800個作られています。
この天下り法人でにおいても「立派な設備」がたくさん作られています。
しかし、公務員の共済年金は1円も使われていないのです。

国民年金と厚生年金など民間人が払ってきた年金だけが流用されたわけです。

世が世ならば、当時の関係者は揃って、
市中引き回しの上、打ち首獄門、または島流しに相当します。

このことに対して、国民はもっと怒るべきです。
他国であれば、革命が起きてもおかしくないレベルの話です。

さて、話は戻りますが、いま国会でしきりに「増税」が論議されていますが、
そもそも、国会で「増税」を論議すること自体がナンセンスなのです。

というのも、
国会はもともと、減税のために開設された機関だからです。

かつて自由民権運動がありました。
日本国内において、自由主義を求める運動だったのです。

しかし、学校教育だと「板垣退助が政府から追い出された腹いせに起こした」とされています。
真実はそうではありません。
日本国民が「自由」を求めて言論活動したというのが自由民権運動だったのです。

自由民権運動には、40万人もの人(当時人口は約3000万人)たちが参画しました。
そのうち有識者が集まって「国会開設の署名活動」を行いました。
その時に板垣退助が創設した政党の名前が「自由党」でした。

この結果として、署名が集まり国会が出来上がって行きましたが、
その時に3つの綱領というものを掲げられました。

①国会開設(民主主義)
②地租軽減(減税主義)
③条約改正


そもそも国会は、税金を安くするために作られたのです。
さらに、政府から国民の自由を守るためでもありました。

自由民権運動は全国から参加者が出て、地元の名士のような方々が参画していました。
一番有名な方が、福沢諭吉です。「国会を作るべし」という自由民権運動を
理論的に支えたのが、福沢諭吉だっのです。
『文明論之概略』や『学問のススメ』というのは、実はそういう内容だったのです。

慶應義塾の出身者が、自由民権運動のリーダーとなっていきました。

国会開設の運動というのは、殆ど慶應義塾出身者がやっています。
福沢諭吉自身も交詢社という、一種のシンクタンクを設立し、
「自由とは何か」「国会をつくるということはどういうことなのか」ということを中心に
国民に問いかけ続けて行きました。

自由民権運動は、実は高度な議論を重ねてもいました。
「増税することの利害とは何か」、「物価下落することの利害とは何か」
140年前の人たちがこのような議論をして、国会をどういうものにしていくべきか、
ということを話し合っていたのです。

こうしたことは、今の歴史教育の中では一切伝わっていないのです。

民撰議院設立建白書には、どういうことが書かれていたか。

「今の世の中というのは、官僚支配が隅々まで行き渡っている。
納税者の意見がまったく反映されていない。
本当に強い国を創りたいのであれば、納税者の意見を反映させるために
国会を作るべきである」

という内容なのです。

こうした国会の成り立ちを知ってしまえば、「減税」しかありません。

日本国民のアイデンティティは「自由」なのだということを皆様にお伝えしたいと思います。

アジアで最初に政治の自由、議会制民主主義、思想・信教の自由、
経済の自由を確立したのは日本なのです。

この「自由」をアジアに広げていくのが、私たちのアイデンティティなのだ、
ということをはっきりと自覚することが重要なのです。

増税こそ正義、という政治家の先生方には、少し立ち止まって頂いて、
ぜひ国会の出発点というものを見つめ直して欲しいと思います。
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