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脳波による意思伝達装置「ニューロコミュニケーター」 [政治]
念じれば伝わるシステム、この夏にも製品化 産総研が計画を前倒し
システムは「ニューロコミュニケーター」と呼ばれ、身体や言語機能を使った意思伝達ができない患者らを想定して産総研の長谷川良平グループ長が開発した。利用対象となる患者は、脊髄小脳変性症(推定患者数は約2万人)や多発性硬化症(同約1万人)といった神経系難病患者のほか、脳卒中などを含め国内で数十万人とみられる。
患者は脳波が測定できる8つの電極がついた特殊な帽子(ヘッドキャップ)をかぶり、モニター画面に向き合う。頬に力を入れると電源が入り、画面に「飲食する」や「移動する」など複数の項目が順番に点滅する。選択したい項目が点滅するときに強く念じると、コンピューターが脳波の形状を読み取り、次の画面に進む。
歯磨きをしたいときには第1画面で「移動する」、第2画面で「洗面所」を選び、第3画面で「手洗い」「洗顔」などとともに表示される「歯磨き」を念じれば、コンピューターの音声で「歯磨きがしたいです」と告げることができる。
昨年春に発表したところ、脊髄小脳変性症などの患者から「早く利用したい」といった問い合わせや相談が相次いだ。このため計画を繰り上げ難病患者らの期待に応えることにした。
システムは昨年12月に厚生労働省を通じて日本生活支援工学会の倫理審査の承認を取得。産総研では月内にも在宅患者を訪問し、使い勝手の検証などを急ぐ。
開発をめぐる研究事業は21年度補正予算で10億円の助成金対象となり、22年度から実用化に向けた取り組みが本格化していた。
ニューロコミュニケーターのポイント
-産総研のHPより抜粋-
おお、これはなんだかスゴそうなテクノロジーですな。
私の母は現在脳梗塞の後遺症により、右半身不随と失語症のため、意思疎通がとても困難な状態なので、これはちょっと興味があります。
こちらの話すことやテレビの内容はどうもほぼ問題なく理解できているようなのですが、「話す」、「書く」というアウトプットが著しく不自由です。
本人も頭で「これを言いたい」ということは思い浮かんでいるようですが、それがなかなか言葉にならず、もどかしいようで、会話を諦めてしまうこともしばしば。
聞くこちらも大変ですが、本人が一番ツラいと思います。
でも、この「ニューロコミュニケーター」を使えば、もしかしたら意思疎通がスムースになるかも知れません。
そして、技術が進めば、認識精度の向上や、対応ボキャブラリーの拡充など、まだまだ発展の余地はあると思うのです。万能翻訳機とのシンクロも期待したいところです。
もしかしたら、次世代のインターフェースとして開発を進めれば、世界を制することも可能です。
また、単に意思を表現するだけではなく、脳波を使って、何らかの機械を操作できるようになれば、ガンダムのような複雑なロボットも操縦できるようになるかも知れません。
清貧思想のような仕分け一辺倒じゃなく、こういうところにはドンドン資金を注入しましょうよ。
民主党には無理だと思うので、とりあえず次の政権党に期待☆
関連サイト
産総研:脳波計測による意思伝達装置「ニューロコミュニケーター」を開発