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混迷の漂流国家ニッポン。政治の理想を追求すべく"新党ひとり"をバーチャル立党。それが『未来党(The Next Generation's Party)』。

戦略的互恵関係の欺瞞 [政治]



「中日戦略的互恵関係を守り、発展させることは両国と両国人民の根本利益に合致する」
とASEMで菅直人首相と日中首脳会談を行った中国の温家宝首相は、このように主張したそうですが、同時に「尖閣諸島は中国固有の領土」と改めて主張したそうです。

菅直人首相はこの尖閣問題をうやむやにして逃げきろうと火消しに躍起ですが、この尖閣問題は単に領有権を巡る問題だけにとどまりません。

既に多くの方が指摘されているように、日本という国の外交スタンスそのものが問われ、主権国家としての気概やプライドが試されているのです。

しかも、ここで曖昧にしたり、万が一譲歩するようなことがあれば、日本という国家の存亡がかかっているのです。
これは再三述べているように、決してイカれた妄想ではありません。

中国はかなり前から日本を含むアジア太平洋地域一体の覇権を目指して軍拡を続けています。
単に恫喝するだけならば、核兵器というカードをチラつかせれば済むはず。
それが空母建造まで開始するということは、本気で太平洋地域の覇権を狙っているというこです。

核兵器というものは、もちろん脅威ですけれども、
基本的に使わないことを前提とした兵器(可能性はゼロではありませんが...)なのです。
それに比べて陸海空の通常兵器というものは、
基本的に使うことを前提とした兵器である、という違いを認識しておくべきだと思います。

シーレーンを抑えられれば、海に囲まれた島国である日本はひとたまりもありません。
チェックメイトです。
このような事態になれば、日本は無条件降伏です。
それが「無血開城」であれば、まだマシかも知れませんが、
チベットなどの事例を見る限り、かなりの粛清が行われることが予見されます。

そして、男性は捕虜として大陸での強制労働に駆り出され、
女性は中共兵の性奴隷にされるかも知れません。

さらに、チベットやウイグルで現在も続く「民族浄化」という名のもとに、女性たちは無理矢理に漢民族との結婚を強制されることになるでしょう。

まさに日本民族の終焉です。

そして、恐らく日本陥落の象徴として、天皇を捕らえ、処刑するかも知れません。
それも、中国に連れていき、公開処刑にする可能性が高いのではないかと感じています。
さらに、唯物論国家ですから、神社仏閣を焼き払うことも想定されます。
まあ、仏教は中国とも縁の深いものであるので、観光資源として生き残る可能性はありますが、
神社は必ず焼き討ちされ、日本神道そのものが滅ぼされると予想しています。

もちろん、中国と日本は歴史的に深い関係にあるので、できれば観光を含めて発展的な関係を築くべきだとは思います。

しかし、パートナーシップには「信頼」「信用」が必要です。
いざとなれば国家をあげて恫喝してくる一党独裁国家が相手では、その信頼関係を築くことができないことは明白です。

このような認識があれば、中国政府が言うところの
「戦略的互恵関係」という言葉は欺瞞に満ちており、真の意図が
「侵略的互恵奸計」(※注)
であるということを見抜けるはずです。

日本としては、他の自由主義国家と経済的・政治的にも連携して、中国共産党という時代錯誤の覇権主義権力を瓦解させることが、世界の平和と安定に寄与し、ひいては中国に住む人々のためにもなると思うのです。やはり思想・言論をはじめ国家統制のもとで自由を制限され続けることは良いことだと思えません。

そして、前述したような悲惨な未来が日本に訪れることがないように、きちんとした国家観のもとに外交戦略を立てることが求められています。



(※注)
侵略的互恵奸計

中国に古来より裏戦術として口伝される策略で、表面上、相手国を侵略する意図を巧妙に隠しつつ、
「お互いに交易を重ねてともに栄えましょう」と甘い言葉で、相手国の為政者を取り込み油断させ、
その裏で着々と侵略の準備を進め、機が熟した時に一気呵成に牙を向く戦術のことである。
また、後世この意図をカモフラージュする言葉として『戦略的互恵関係』という表現が編み出された。
お人好しは時として国をも滅ぼすという教訓である。
後に相手を油断させる点をより強調する武術集団が編み出した拳法が、
世に有名な「酔拳」である。

民明書房
『謀略の中国興亡史』より


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